イランと過去に取引がある企業もイランとの取引拡大に期待をよせています。
有望な産業としてはやはり自動車や機械などです。
消費市場の拡大により、食品や無線通信機器、医療機器の輸出も増えるとみられています。
一方、金融業界によるとイランのメラト銀行ソウル支店が早ければ来月初めにも営業を再開します。
ただ、企業は現地では中国企業との競争が不可欠とみています。
日本、韓国、中国での東アジア対決は当分続くと考えているようです。
貿易協会の関係者は「イランは世界貿易機関(WTO)に加入していないため今後輸入品に対する関税を引き上げるなど不安要素がある」とし、
政府レベルの通商環境が整えられるべきとしました。
期待と不安でも期待が上回る近い将来人口1億人にイスラムの大国の一つのイランとの付き合い方は重要なハラルビジネスのポイントです。
ローマ、ギリシャ、トルコ、イラン、エジプトなど、かつて帝国だった国々は懐が深く、歴史観を学習し、相手の国のアイデンティティーを尊重した戦略が求められるはずです。
代表理事 佐久間朋宏