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宮城県ハラール牛たん弁当の「(株)こばやし」インタビュー

「株式会社こばやし」は仙台市を拠点にお弁当や惣菜の製造販売を手がける会社です。創業は大正9年、「より吟味した食材をより徹底した衛生管理でよりおいしく」をモットーにお客様のニーズに応じた商品を提供しています。宮城県ハラール対応食普及推進事業に参加してから問い合わせが増え、同社のハラール牛たん弁当が日経新聞にも掲載されましたので、詳しい内容をご報告いたします。

 

 仙台の老舗駅弁屋がハラールに挑戦

「株式会社こばやし」のハラール牛たん弁当は、ハラール認証のあるオーストラリアの工場から仕入れた牛たんを使用し、食材・調味料ともにイスラム教の戒律で禁止されている豚由来の成分やアルコールを一切含んでいないお弁当です。
今回開発されたこちらのハラール牛たん弁当は、麦飯のうえに塩コショウをして焼いた牛たんを5枚のせています。こばやしが販売している通常の牛たん弁当には漬け物が添えられていますが、ハラール対応のお弁当では漬け物を外し甜菜糖で煮た人参を付け合わせにしています。容器は加熱式で、紐を引くと5分でホカホカのあたたかいお弁当を食べることができます。

ハラールの牛たんを使用したお弁当



 

宮城県ハラール対応食普及推進事業に参加してから

株式会社こばやしの品質管理担当・須加尾さま



株式会社こばやしの品質管理担当・須加尾さまによると、宮城県事業でHALAL EXPO JAPANやムスリム試食会に参加してから、地元企業とのコラボや今までなかった繋がりがたくさんできたそうです。1月現在、まだ正式なパッケージを準備している段階なのでハラール牛たん弁当は受注販売のみ行っています。すでに学会などから注文があるそうです。最近はメディア取材や新聞にも掲載され、中東に進出しないかという問い合わせも増えてきました。県の事業に参加することで、社名及びハラール牛たん弁当の認知を広げることにも役立ったのではないでしょうか。
また、試食会でムスリムに食べてもらえなかったベジタリアン対応の煮物の部分や、ハラールであっても牛たん自体を食べたことが無いため食べなかった方もいたため、味とメニューの見直しをしているそうです。今後は誰もが抵抗なく食べることができる、ハラール対応のチキンや魚を使用した弁当も考えていくそうです。

 

 

 

「(株)こばやし」今後の展望

すでにシンガポールの旅行関係の方からお話しがきているそうですが、今後は観光ツアーのなかでの仕出し弁当としての利用や、学会などの国際的な会議の場でも扱いやすいようにハラール弁当のPRを強化していくそうです。あとは、やはり「こばやし」といえば駅弁激戦地の仙台で地域に根差してきた会社なので、仙台駅はもちろん東京駅や関東近郊で販売することを直近の目標としているそうです。また従業員にムスリムがいるのでアドバイスをよく聞き、宮城県らしい食材を使用したムスリム「も」美味しく食べることができるお弁当を開発していきたいそうです。

 

(株)こばやしのベジタリアン弁当とハラール牛たん弁当を試食する東北大学のムスリム



ハラールを学ぶと親戚がベジタリアンであったり、アレルギー対応のグルテンフリーやオーガニックであることに気がつきます。つまりハラールを学ぶということは、ダイバーシティ対応の本質を理解することにも繋がるのです。本事業では事業者さまが外国人対応と食の多様性を実践しながら学ぶことができるプログラムをご用意しています。というわけで 今年も引き続き、自治体・地元企業・地元ムスリムたちが連携して「宮城県ハラール対応食普及推進事業」を盛り上げていきましょう!
(土岐)

 

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