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第48回ハラルビジネス実践会

11月29日に第48回ハラルビジネス実践会を開催いたしました。

ハラルビジネス実践会は、ハラルの初歩を学んできたこの数年を軸に、一歩先に進んだハラルビジネスの実践の場として開催しております。実際に現場で活動をされている企業様からお話を聞き、更なるビジネスの実践や交流の場としてご活用ください。


クールジャパンコンテンツ日本食を世界に売り込む

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食品輸出はじめてガイド~安心・簡単toC輸出のすすめ

ご登壇いただいたのは、ゴハンスタンダード株式会社 代表取締役CEO 齋藤 英一様です。ゴハンスタンダード株式会社では、日本食特化型の越境ECプラットフォーム「和食エクスプローラー」、試食サンプリング調査「One Bite JAPAN」の運営をされています。和食は日本人だけではなく、今や訪日客が旅行の目的としていて、都市部だけではなく地方分散も活発。地産品が世界にどんどん発信されています。まさに今が日本食の追い風といえるでしょう。BtoBとして企業が動くだけではなく、一般消費者をターゲットとしてBtoCが着目されていく時代となっています。

講演前半のテーマとして齋藤様は、企業同士のBtoBの問題点を取り上げられました。これは、ニーズの調査不足や過大な輸出コストなど、どの国に自社の商品が受け入れられるか、その国の嗜好調査の怠り、自社の商品の輸出に際しての手続きやコスト調査などを事前に調べることなく、展示会などの出店に挑む企業が多いということです。そこで、齋藤様が着目されたのがBtoCです。各国ごとに違う需要の的確な把握、外国人一般消費者の好みを蓄積することによって、海外向けの商品改良やさらなるPRに対する意見収集を行っています。

その収集の手段として、2つのサイトを立ち上げられました。試食サンプリング調査「One Bite JAPAN」は、現在、英語表記で立ち上げられています。日本の企業が今後海外進出するための事前調査としたサンプリングを兼ねているので、BtoBの問題点をこのサイトで解消することができるのです。実際にサイトを見ながらご説明いただきましたが、サイトでは、日本の企業が提供する商品の画像を外国人登録者がみて、試食してみたい商品を申し込みます。実際に国内から発送された商品が登録者に届き、試食、アンケート入力する流れとなっています。

今年7月からサイトの運営が本格的に始まったにも関わらず、SNSを使用することで海外での拡散が進み、登録者はすでに世界約15万人にもなるとのことです。特に大きな広告コストはかかっていないとのことで、会場からは驚きの声が上がりました。国内の生産者は大手企業ということではなく、日本人にとっても情報が少ないとされる逸品ばかりです。その生産者の確保や登録者の嗜好、属性、実際にサイトに商品が上がるまでの過程など、細かく説明していただきました。ウェブサイトをみるだけではわからない運営内部のことまで拝聴できたのはとても貴重でした。

一方、日本食特化型の越境ECプラットフォーム「和食エクスプローラー」では、これまで日本に来なくては手に入れることが出来なかった“本物のニッポンの食”を、期間限定で海外送料込みのお得なプライスにて購入できる日本食専門の海外向けECプラットフォームです。 “和食”と呼ばれる日本食は、世界で最も美しい料理のひとつとして、2013年ユネスコ無形文化遺産に登録されていることから、世界が認める“美味しくてヘルシー”な和食の神髄を海外の人たちへ届けることができるのです。

2つのサイト共に海外発送なので、基本的に生鮮食品の取り扱いはありません。しかし、加工品をはじめ、瓶・缶詰め、調味料、菓子、飲料など、品目は多数あり、拝見したどの画像も購買力をそそられるようなものばかりでした。出品の情報や紹介文、配送に至るまでを一手に代行することで、海外、英語という大きな壁を乗り越えることができるのは、海外進出の手段を持たない中小企業にも最適の場といえるかもしれません。

こちらは、料金設定や内訳など、企業が気になる価格についてもお聞きすることができました。日本食品の今後の課題としては、“内食を充実させること”。自国で日本食レストランに行かずとも、自宅で楽しむことを目的にしています。実際に訪日して、和食を食べた経験者が、その味を自国で楽しめる喜びを提供するのです。今後はレシピ動画による提供も考えているとのことですので、日本食が海外に住む人たちの“家庭の味”になる時代がやってくるかもしれません。

齋藤様は、さらに日本へのツアーも視野に入れています。地方自治体や旅行代理店と手を組むことで、「地域経済の発展のために様々な企画運営考えていて、“モノからコトへ”今までと違った視点からさらに特化したプロジェクトを企画しています」と今後の展開が楽しみな意気込みをお聞きすることができました。

【One Bite JAPANサイト】 https://www.onebitejapan.com/
【和食エクスプローラー サイト】 https://www.washokuexplorer.com/ja/

セミナー終了時には、登壇者様や参加者同士の名刺交換も盛んに行われ、情報収集の場としても活用されております。専門分野もそれぞれ違う企業が集まることで、情報の交換の幅も広がっていくことでしょう。

次回のハラルビジネス実践会は、2017年1月25日(水)19時~
2017年も様々な企業様の講演や報告ができるよう内容充実の開催を心がけていきますので、ご興味のある企業様、ご参加希望の方は、お早めに申し込みください。
http://www.halal.or.jp/service/seminar/


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