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飲食店のメニューが無料で多言語化できるサイトを利用してみた

メリットがこんなに多い!無料の多言語化メニュー作成サイト

訪日外国人が増加するなか、宿泊施設や飲食店に求められる対策のひとつにメニューの多言語化があります。こういうインバウンドを目的とした翻訳サービスは増えてはいますが、活用されている施設はまだ少ないのではないでしょうか。最近は自治体ごとに多言語化を推進しているところもあり、無料の割には登録するだけで多くのメリットがあったりします。例えば東京都の「多言語メニュー作成支援ウェヴサイト」を使用すれば、12言語に翻訳可能なうえに、メニューを選んでレイアウト・印刷まで簡単にできるのをご存知でしょうか。今回は、PC操作が苦手な都内の飲食店に協力してお店のメニューを実際に作成してみました。

まずは店名と電話番号の入力で登録を完了させます。メニューへの掲載は最大5言語での表記ができるので、日本語・英語・中国語・アラビア語・インドネシア語を選びました。背景はブラウン、レイアウトは写真ありの1列を選択して完成したのがこちらです。

 

レイハンウイグルレストランメニュー

 

入力したデータはPDFに簡単に変換できるので、印刷がとても楽です。また、ピクトグラムに対応しているので、宗教やアレルギーをもつ人への対応にもなります。難易度はブログやウェヴを日常的に更新できる人なら、3時間程度で簡単に作ることができそうなレベルです。日本を訪れる外国人観光客の多くは、日本語や漢字が読めない為、言語のストレスを感じると言われています。また、食文化や宗教の違いから食べられない食品がある人たちもいる為、そういう人たちが気持ちよく施設を利用できるようにするためにも、飲食店は食事のメニューや含まれる成分の英語表記くらいは最低限できるようにしておきたいものです。

これだけでも利用価値がありますが、さらに東京都が運営する「EAT 東京」にも無料で掲載してもらえるので、お店の宣伝にもなります。利用者は場所と料理のカテゴリーだけで飲食店を検索するので、ヒット率は低そうですが右上の赤枠で言語を選べるので母国語に近いかたちで理解することができます。



唯一の注意点としては、お店独自のオリジナルメニューや多言語メニュー作成支援ウェヴサイト内にないメニューは翻訳できないので、自分で入力するしかありません。そのメニューがさらに中国語・アラビア語になったときに合っているかどうかも自分で調べるしかありません。ちなみに英語だけネイティブに確認してもらったところ、いくつか修正すべき点がみつかったのでネイティブチェックはあったほうがいいかもしれません。



とはいえ、無料でここまでできるのは素晴らしい事です。お店のホームページがイマイチという飲食店ほど、試す価値があると思います。また、多言語メニュー、トイレの洋式化や無線LANの整備などを支援する「インバウンド対応力強化支援補助金」という制度もあるので、これから外国人旅行者の受け入れ対応を強化したい飲食店はこちらも合わせて申請されてはいかがでしょうか。(土岐)

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