トップページ >  ハラルニュース >  第16回ハラールビジネス交流会 開催レポート

第16回ハラールビジネス交流会 開催レポート

第16回ハラールビジネス交流会1
2014年3月19日に『第16回ハラールビジネス交流会』を開催いたしました。

会場には第1回からご参加されている方もおり、初期の頃に比べてハラールに対しての認識や対応が急速に変化し、拡大している印象をお持ちの方も多いかと思います。今やハラールに関連する情報量や取り組みは把握しきれないほど膨大で、そのスピードに追いついていくのも大変な状態です。それだけハラールビジネスの関心が高く持たれていることになりますので、皆さまに様々な企画をご用意し、今後も取り組んでまいります。



ハラール認証団体活動報告


第16回ハラールビジネス交流会2ご登壇いただいたのは、宗教法人 日本イスラム文化センター 事務局長 クレイシ ハールーン アフマド様です。「マスジド(モスク)大塚」(東京)の運営を通して、イスラム文化を日本に広めると共に、在日ムスリムの方たちの為に日々活動をされています。今回は、ハラル認証に関してだけでなく、「イスラムとは何か」ということを改めてお話いただきました。

運営をされているマスジド(モスク)では、入信式や勉強会、冠婚葬祭までも行われているそうです。また、福祉活動をしたり、学校施設でのイスラム講義教授をされたりと、広く活動をされています。その中のひとつにハラール認証があります。活動内容を写真でご紹介いただきました。日本イスラム文化センターでは、すべての活動をボランティアでなされていているとのこと。イスラム教徒は宗教ではなく“生き方だ”という言葉が印象的でした。

ハラール認証に関しては、認証商品例や輸出先の紹介などを説明いただきました。また、牛肉の処理やレストランでの対応など、ムスリムの方が活用できる環境を整えて、統一化した認識をできるようサポートも積極的に行わなければいけないとのこと。日本イスラム文化センターが発行する認証は、インターナショナルなハラール認証なので、審査は厳しいかと思いますが、「厳しいからこそ、きちんと世界に通用する認証を心がけている」と実例を含めてお話いただきました。認証までの道のりの解説は参加者の皆さんにとって、とても参考になったのではないでしょうか。



メインセミナー

第16回ハラールビジネス交流会3ムスリム人材ビジネスのポイント~日本企業で働きたい留学生を応援します~

ご登壇いただいたのは、ASIA Link 代表の小野朋江様です。外国人留学生や海外の大学生を専門に日本の企業に就職の支援や企業への採用支援を行っています。直接的なハラールビジネス企業ではありませんが、留学生の中にはムスリムの方もいるので、今後のハラールビジネスのキーマンとなる学生の可能性に興味をお持ちになったとのことです。

まずは、現在の外国人留学生の現状のご説明がありました。13万人以上の留学生が日本に在籍しているとのことですが、留学生の伸び率は減少しているとのこと。また、日本企業に就職した留学生は1万人以上もいるそうで、大学の専攻によって得意分野を生かせる企業に就かれています。この状況はなかなか興味をそそられます。さらにムスリムの留学生の方たちの生活に接することで初めて聞くことが多く、小野様自身も驚くようなエピソードをご紹介いただきました。日本に来た留学生が日常生活の不安(ムスリム対応)を訴える実例は、学生だけではなく今後対応しなくてはならないムスリム観光客に置き換えても関心高い内容でした。



ハラール認証企業紹介シリーズ


第16回ハラールビジネス交流会4ハラール認証を取得した企業にお話を伺うシリーズ。今回は、株式会社明成 取締役 山田裕貴様にご登壇いただきました。さいたま市で飲食店「ビストロやま」をはじめ、複数の飲食店を運営されており、ハラール認証のセントラルキッチン「割烹やま」では、和食のお弁当も製造されています。

2月にハラール認証を取得したばかりの企業です。レストランは、彩の国さいたま芸術劇場内にあることから舞台芸術関係者の来店も多く、来日公演などでは、ユダヤ系の方やベジタリアンの方などもお見えになるとか。そのために、様々な方に対応できるよう、対策のひとつにハラール認証取得がありました。当協会のハラールビジネス講座を受講することで、ビジネスチャンスが未知数であり、リスクの低さから認証取得に踏み出されました。セントラルキッチンは、元和食店の居抜きで最小限の設備投資で済み、国からの補助金も受けたとのことです。

ハラール対応の和食制作に悪戦苦闘する様子を織り交ぜながら、ハラール和食が誕生するまでのお話も伺いました。食べるだけではわからない作り手側ならではの内容に参加者の視線が注がれます。今後はハラール洋食にもチャレンジしていきたいとのことでした。セントラルキッチンを持っている企業はまだ片手で数えられるほど。その強みを生かし、事業の拡大や旅行企画にレストランの飲食を取り入れる仕組みや海外進出の展望もあるとか。常においしい料理の提供を心がけて、ハラールは特別なものではなく、事業アイテムのひとつとしてハラールがあることを軸に視野を広げていきたいと熱く語っていただきました。


第16回ハラールビジネス交流会5本日、参加者の方に食べていただいたお弁当も「割烹やま」のハラール和食弁当です。今の季節ならではの筍ごはんに鯖の味噌煮、筑前煮など。もちろんハラール認証を受けた調味料を使って調理されています。参加者の皆さんはお弁当の味にも関心が高かったようです。お花見の季節到来ですので、ハラール弁当を食べながら盛り上がるのも良いかもしれませんね。




第16回ハラールビジネス交流会6講演後は交流会の時間を設けております。企業登壇者の方との名刺交換、質疑応答はもちろん、参加者同士での名刺交換や情報交換も盛んです。ぜひ、この機会に異業種企業の方との交流を深めてみてはいかがでしょう。

4月のビジネス交流会は会員企業限定イベントのため開催はありません。
『第17回ハラールビジネス交流会』は、5月15日(木)となります。HP上で参加の申し込みが始まっておりますので、ご参加希望の方は早目にお申込みください。
http://www.halal.or.jp/event/ex/




分類から探す


このカテゴリーの記事一覧 最近の投稿 アーカイブ

Copyright © JAPAN FOOD BARRIER-FREE ASSOCIATION. All Right Reserved.