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第15回ハラールビジネス交流会 開催レポート

2014年2月18日に『第15回ハラールビジネス交流会』を開催いたしました。

第15回ハラールビジネス交流会開催同日の日本経済新聞朝刊にムスリム市場開拓関連の記事が掲載され、当協会も協力をさせていただきました。ハラールへの関心、注目が増していることで、メディアからも連日のように情報が配信されています。

企業からの問い合わせも協会に多く寄せられています。観光業、飲食形態、美容関連、ムスリムの方々に対応していただけるアイデアは飲食に限ったことではありません。あらゆる角度からインバウンド、アウトバウントの戦略が見えてくることでしょう。



メインセミナー
ハラルビジネスの現状と今後のマーケット


今回はゲスト登壇者として、ムソー株式会社 東日本営業部 岡田紀信様をお迎えし、当協会代表理事 佐久間、株式会社日本アセラル商事 代表取締役 3名で、ハラール認証を受けた加工食品、生鮮食品など、日本産製品におけるハラール認証商品の現状と今後課題となる商品の展開をお話いただきました。

まずは、株式会社日本アセラル商事 代表取締役より、現存の国産ハラール認証商品の紹介をしていただきました。
国産のハラール認証商品は、まだまだ数が少ないのが現状です。認証を取得されている醤油の企業でもまだ4社という少なさです。ハラール認証を取得する調味料関連で展開を期待していた“酢”が昨年末にハラール認証を受けたことによって、和食を作る際に重要な調味料の基本である「さ・し・す・せ・そ」が、成立したとのこと(砂糖、塩は基本ハラル)。特に味噌は早くから認証に着手されている企業がありますが、これからも増々期待がもたれています。

さらに、菓子、茶、飲料、肉類、など紹介いただきました。こちらも展開規模として期待が多い分類です。食品の中には、元々ハラルのものがありますが、ハラール認証をあえて受けることによって、付加価値をつけることも大切なようです。

今回、ご紹介した商品の一部は、東京・麻布十番にあるスーパーマーケット『日進ワールドデリカテッセン』にて取り扱いがあります。
http://halal.or.jp/halalnews/halal/817/
ホテルの事例では、認証を取らずムスリム対応をしている企業もあるようです。メッカの方角や祈りの場の提供、ムスリムスタッフの常駐など、飲食以外でもできる限りの対応を表明、情報開示することで、集客やPR効果にも期待ができそうです。

国産のハラール商品はだいたい60品目ほど。これから2020年の東京オリンピックに向けて、世界の方々を受け入れなければならないのですから、まだまだ足りませんね。
日本アセラル商事では国産ハラール商品の卸販売事業を行っており、先行してハラル認証を取得した各社での成功事例等についてもお話をいただきました。実際にハラルビジネスを行っている方からのお話は非常に参考になりました。



第15回ハラールビジネス交流会3続いては、ムソー株式会社 東日本営業部 岡田紀信様からお話を伺います。岡田様は外務省入省中にエジプトに駐在。退職後、実家の事業を引き継ぎ、オーガニックやベジタリアン向けの卸業をされています。ハラール認証の対応はベジタリアンミールと近い存在です。

在日のイスラムの方にリサーチしながら、求めているものを把握し、対応できる環境を整えています。今年からカステラとせんべいのハラール認証を取り、今後展開を広げていく予定とのこと。また、多様に展開されるハラール認証団体に対しての管理や維持の現状把握も周知しているという話ですので、みなさんが不安とされていることにも対応の範囲を広げているところがすごいですね。御社商品のご紹介の中には、食品以外にも美容関連のものもあり、色々な切り口があることに驚きもありました。

説明の後は、参加者との質疑応答で、皆さんの興味のあることや不安なこと。この会に参加することで、疑問の解消や展開のヒントが見つかるかもしれません。




第15回ハラールビジネス交流会4前半が終了し、お弁当タイムでは、日本初のムスリム向け専門のハラール弁当デリバリーサービス「 HALAL DELI(ハラル デリ)」にて現在開発中のムスリム向け和食弁当をいただきました。調理担当のシャーミン氏から中身の説明をしていただきました。

炊き込みご飯はカツオ出汁にハラール醤油で炊き込んだもの。ハラールの鶏や筍など具材が入っています。野菜のピクルスは、酢の代わりに酢橘を使って酸味を出す工夫をされていました。揚げ出し豆腐には餡に柚子の風味を加えてとっても爽やかです。粉吹き芋はカレー風味に仕上げていて、さっぱりした和食の味わいにとっても良いアクセント。鶏のから揚げも入って、とっても贅沢な和食の味わいが広がっていました。

HALAL DELIでは3月上旬よりこのムスリム向け和食弁当の販売を開始するとのこと。
HALAL DELI(ハラルデリ)WEBサイト



協会からの報告です。
『マレーシアハラル・MIHAS視察ツアー』のご案内をさせていただきました。年に一度行われるマレーシア国際貿易展示会に視察です。展示会以外にも、ハラール対応の工場視察や大型ショッピングモールの見学も予定しています。
ツアー詳細はHP上で告知させていただきます。

次回からハラール認証商品の試食及びテスターを行います。日本に住まわれているムスリムの方に実際に試していただき、感想をお聞きする会です。交流会前の時間を利用して行いますので、詳細はHP上で告知させていただきます。



ハラル認証企業シリーズ


第15回ハラールビジネス交流会5後半は、ハラール認証を取得した企業にお話を伺うシリーズ。今回は、倉持産業株式会社 鶏卵部係長 染谷忍様にご登壇していただきました。

倉持産業株式会社は、昨年5月にハラール認証を取得した卵食品会社です。自前の農場で養鶏し、卵の販売を行っています。日本の人口が減少する中で、今後海外に目を向けた展開及び在日ムスリムの方にも対応していくための戦略として認証を取得。元々卵はハラルですが、認証を取っている卵と取っていない卵だと、ムスリムの方が選択するのは認証済みの卵ということが分かった段階で、今後の期待が見えてきたそうです。やはり、ムスリムの方たちにとっては、認証マークの存在は大きいようですね。需要の高い卵ですが、高いぶん競争に打ち勝つためにも、他社がまだやっていないことをやることで新規契約への一歩が踏み出せる。そんな熱い思いが染谷様の言葉の端端から伝わってきました。

取得までの経緯やシンガポール出張の際に出会ったハラール食品の写真なども見せていただきながら実のあるお話を伺うことができました。



講演後は名刺交換会の時間を設け、交流の場としても有効活用していただけております。次回『第16回ハラールビジネス交流会』は、3月19日となります。
満席となるのが早くなって来ましたので、ご参加希望の方は早目にお申込みください。

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