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【宮城県】「第3回 ムスリム試食会」レポ②

前回からのつづき

山田商店のふっくらジューシー三陸産のカキフライ

(有)山田商店は水産加工業、海産物の卸・小売りを行っており、三陸産の新鮮な魚介を加工した業務用カキフライ、ホタテフライ、生牡蠣などの製造もしています。今回のムスリム試食会では蒸しカキ、カキフライを試食してもらいました。こちらの宮城県産の牡蠣は濃厚でクリーミー、蒸しても身がぷりぷりです。


ハラール認証がなく、さらにフライなどの中身が見えにくい加工品をムスリムに提供する場合は、アルコールや豚由来の成分についての説明が特に重要になります。試食の前には、会社案内のパンフレットを見せながらカキフライの成分及び製造工程の説明をしました。


試食したムスリムの反応は、こんなに大粒で美味しい牡蠣は食べたことがないと大絶賛していました。特にカキフライが好評で、チリソースやサンバルソース、マヨネーズも合うのでマレーシアでも販売して欲しいという声がありました。

 

受賞暦多数!国産大豆にこだわった本物志向の川口納豆

(有)川口納豆は、品質にこだわった大豆と手ごろな値段をモットーにした納豆屋です。「全国納豆鑑評会」でも受賞暦のある本物志向の納豆は、納豆本来の風味と味が楽しめると多くのファンがいます。市販の納豆は、カナダやアメリカなどの輸入大豆がほとんどですが、川口納豆は地元宮城をはじめ北海道などの国産大豆を使用しています。また、たれやからしをつけないスタイルは、味に自信がなければできません。

近年は従来の「ご飯の上にかけて食べる納豆」という概念にこだわらず、多様な食べ方ができる納豆製品の開発にも積極的に取り組んでいます。試食会で使用したのは味付けなしの乾燥納豆と乾燥納豆に昆布、カツオの出汁や海苔などを混ぜ合わせた納豆ふりかけです。ピザやヨーグルト、オムレツ、チャーハンなどの料理にも相性が良く、乾燥しているので持ち運びにも便利です。


今回は野菜と湯葉、ひじきの入ったサラダに乾燥納豆・納豆ふりかけをかけて試食してもらいました。


テンペや豆腐などの大豆製品は食べるそうですが、納豆はムスリムに受け入れてもらえるのでしょうか。


乾燥納豆でも納豆自体が苦手だという方が何人かいました。サンバルソースを合わせれば、納豆ふりかけなら食べられるという意見もありました。

 

江戸前の老舗鰻屋「竹亭」がハラールに挑戦

竹亭(ちくてい)は仙台の南光台にある、昔ながらの炭火焼きで江戸前の技と味を今に伝える老舗の鰻屋です。メニューは鰻だけではなく天ぷら、刺身、懐石料理などバラエティー豊かな和食を提供してるお店です。
今回はそんな江戸前の鰻屋がハラール対応の穴子天丼に挑戦です。本当は鰻を食べさせたかったそうですが、手ごろな値段で多くのムスリムに美味しい和食を味わって欲しいということから穴子天丼にしたそうです。天丼のたれはきび糖やアルコールのないみりん風調味料、ハラール醤油などを使用した、ハラール対応の和食調味料です。


炊き立てのご飯に大ぶりの穴子をのせ、上に甘めのつゆをかけていただきました。


ここまで多くの試食をしてきたムスリムの皆さんですが、天丼に唐辛子をたっぷりとかけながらもあっという間にぺろりと完食です。


プロの料理人が作ったあまりにも美味しい穴子天丼に皆さん今日一の笑顔でした。作り方を聞いたり、すっかり竹亭さんのファンになってしまったようです。最後は竹亭二代目の親方を囲んで記念撮影をしました。


竹亭さんは、誰もが美味しい和食を食べられるように和食に幅広く使用できるハラール対応の和食調味料を2年ほどかけて開発しました。まだムスリムのお客様は少ないそうですが、既にお店ではムスリム対応のメニューをはじめています。相手の事を思いやるおもてなしの心は最強の調味料だと仰っていたのが印象的でした。
ムスリム試食会も今回で3回目となり、事業者の皆さんもハラール対応が慣れてきたように思えます。ハラール認証はもちろんあるに越したことはないけれど、正しい知識を学びポイントさえ押さえればできる「ハラールと言わないムスリム対応」もあるということがご理解いただけたのではないでしょうか。(土岐)

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