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【宮城県】「第1回 ムスリム試食会」レポ①

自社商品に対してムスリムからアドバイスが受けられる試食会

仙台市青葉区中央市民センターで12月21日に「第一回ムスリム試食会」が開催されました。今回は県内の事業者さまのハラール対応が可能な商品をムスリムに試食をしていただき、受け入れてもらえるかの市場調査です。イスラム市場に参入する為の重要なファクターであり、ムスリムの生の声を聞くことによって今後のビジネスの方向性やヒントを得ることができます。ご参加いただいたのはこちらの5社の事業者さまです。試食内容はさばの缶詰やいわしなどの加工食品、調理済みパン、牛たん弁当、白石温麺など、宮城県らしい食品が揃いました。

 
株式会社モリヤ  骨まで食べられるふっくらいわしの塩焼き(他3種類)
株式会社木の屋石巻水産 金華さば味噌煮、さんま水煮、いわしの醤油味付け
株式会社こばやし 牛たん弁当、ベジタリアン対応の六角弁当
株式会社きちみ製麺 白石温麺
有限会社丸藤ベーカリー フィッシュカツサンド、たまごサンド
 

試食会ではムスリムが好みそうな調味料を置き、自由に味の調整ができるようにしました。上記の商品にどんな調味料をムスリムは合わせるのかというのも気になるところです。こちらのオタフクソース、醤油、ケチャップ、わさび、チリソース、フライドオニオンは全てハラール認証済みです。


まずはじめに試食会を行ったのは(株)モリヤさまです。提供していただいたのは、宮城県産の魚を特別な技術で骨まで食べられるようにふっくらと仕上げた調理済み食品です。いわし、さんま、さば、にしんの4種類をご用意していただきました。


ムスリムからは「やわらかくて美味しい。」「マレーシアやインドネシアでも流行りそう。」「品質と価格のバランスも良い。」と好評でした。また「薄味なので、ソースを別につけたら更に売れるかもしれない。」というアドバイスもありました。魚の塩焼きにチリソースをかけているムスリムもいました。


お次は、(株)木の屋石巻水産さまの缶詰3種です。こちらの製品はお刺身にできるくらい新鮮なさんま、金華さば、いわしを水揚げ当日に手詰めした贅沢な缶詰です。

試食会に参加する東北大学のムスリム留学生たち(マレーシア・インドネシア出身)



ムスリムより「味はとても美味しいが価格がネック。」「水煮にはサンバルソースがよく合う。」「缶詰=ジャンクフードというイメージを変えられるか。」という意見が出ました。日本では缶詰が不味い、不健康というマイナスイメージはあまりないと思いますが、イスラム教のある地域では缶詰は健康に対する信頼度が低いそうです。食べれば美味しいということが理解できても、先入観と価格の問題もありそこにたどりつけるかが課題になりそうです。しかし、前回の試食会では食べていただけなかった缶詰もあったので一歩前進したのは確かです。このような私たちが気づかない、文化的な背景を知ることができるのもムスリム試食会の強みです。

お次は仙台の老舗パン屋、(有)丸藤ベーカリーさまです。提供していただいたのはたまごサンドとフィッシュカツサンドです。

ムスリムは揚げ物好きの傾向があるので、フィッシュカツサンドに目を輝かせていました。しかし、揚げ物は衣がついていて中身が見えない分、成分や調理油などのハラル性が気になるところです。認証マークが無い食品の場合は、情報開示がポイントになります。そして最終的に食べるかどうかの判断をするのは、ムスリム自身です。たまごサンドは食べていましたが、フィッシュカツサンドは手を付けていませんでした。揚げ物入りの食べたいパンだけに、残念そうでした。


 

【宮城県】「第一回 ムスリム試食会」レポ②へつづく

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