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55の銀行が集結した地方銀行フードセレクション2017

金融機関主催の食品関係企業が集結する商談会「地方銀行フードセレクション2017」が11日まで東京ビッグサイトで開催されました。こちらは地方創生に向けた取り組みとして、全国の地方銀行と協力関係にある事業者の商品を首都圏をはじめとした全国の食品バイヤーへPRする機会と販路拡大の支援を目的としています。一般市場には出回っていない特産品や北海道から沖縄までのこだわりの新商品をいち早く手に取って試食することができます。そのなかでも食の多様化に対応できる商品がありましたので、いくつかご紹介します。

山梨中央銀行のほうとうブースに立ち寄るせんとくん



 

保育園から生まれたアレルギー対応の「米(マイ)SweetS」

保育園の園長先生が「小麦アレルギーの子が食べられるおやつがあるといいな」そんな一言から生まれたのが米SweetSのお菓子です。小麦粉の代わりに、使用するのは岐阜県産のハツシモの米粉。乳製品はもちろん、添加物・保存料も一切使用していません。商品のラスクとクッキーはアレルギー物質27品目不使用、シフォンケーキは卵を除く26品目不使用という徹底したアレルギー対応のお菓子は、子どもからお年寄りまで誰もが安心して食べることができます。


子どもの大好きな甘いお菓子といえばほぼ小麦粉製品なので、小麦アレルギーの子どもたちは保育園のおやつでも食べられるものが制限されます。米SweetSができてからは、アレルギーの子もそうでない子も同じおやつをみんなで一緒に食べることができるようになったそうです。

また、震災の時にアレルギー対応のおやつが無くて困ったという話しから、アレルギー対応の備蓄保存食も作るようになったそうです。そういう願いから生まれたお菓子なので、国産野菜・甜菜糖・米油などの良い原材料と美味しさにもこだわっています。グルテンフリーというと、身体に良くてもまずいというイメージが一部でありますがクッキーもケーキも本当に美味しいです。こちらは抹茶の風味豊かなふわふわでしっとりとしたシフォンケーキです。

米粉100%ミニしふぉんケーキ(乳製品・小麦不使用)



米粉のシフォンケーキは全部で25種類。抹茶味は西尾の抹茶を使用しているので、色も美しい上質な大人の味です。一昔前の保育園の卒園式では紅白饅頭のような和菓子が配られるのが主流でしたが、最近は洋菓子の方が人気がありケーキやクッキーにかわってきているそうです。しかも誰もが安心して食べられるものが良いということから、こちらのシフォンケーキを使用する保育園が増えているそうです。

 

グルテンフリーなのに焼き菓子の変わらぬ美味しさを実現

こちらは株式会社ヌベールが提供するグルテンフリーシリーズのマドレーヌとバームクーヘンです。同社はすでに米粉を使用したバームクーヘンなどの洋菓子を10年以上にわたり製造し、そのノウハウを生かしグルテンフリー洋菓子の製造技術を確立しています。なのでグルテンフリーであっても、本来の焼き菓子の変わらぬ美味しさを実現させています。工場では小麦粉の製品も生産しているので、アレルギー対応とは謳っていません。しかしながら、小麦粉製品のラインを曜日で分けたり洗浄に力を入れるなどのコンタミネーション防止対策を強化している点は好感がもてます。ヌベールのお菓子は主に結婚式の引き出物やホテルで取り扱いされているので、大勢の方に配られる製品だからこそ身体によくて安全なものを提供したいという思いが伝わってきます。グルテンフリーの焼き菓子は他にブラウニーやフィナンシェがあり、ネットで取り寄せることができます。

株式会社ヌベールのグルテンフリーマドレーヌ・グルテンフリーカットバウム1個150円



 

原料にこだわるハラル認証の「幸(さいわい)カレー」

日本風のカレーをムスリムにも楽しんでもらいたいという思いで開発されたのが、井上スパイス工業株式会社の「幸カレー」です。動物性原料不使用、化学調味料・着色料・乳化剤を使用せずに作っているので一般的なカレールーと比べて原材料がシンプルです。しかも英語で作り方も表記されています。


通常のカレールーは牛脂やラード、ビーフエキスなどでうま味を出しますが、幸カレーはスッキリとした味わいのなかにりんごやバナナのまろやかなコクがあります。飲食店はこのような植物性で、ハラルにも対応できるカレーフレークをひとつ持っていると便利です。他にも小麦粉不使用の米粉のカレールーなど、珍しい商品を製造しています。地元産の米粉や野菜を使用したご当地カレールーは地域の人からも人気があるそうです。


地域資源の可能性を最大限に高めるブランド商品の開発は、今後も地方創生の大きなテーマになります。ぜひ、2020年のオリパラに向けた食の多様化に対する対応も自治体や銀行、企業同士がチームのように連携して地方からどんどん盛り上げていただきたいです。(土岐)

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