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続 日本の食品輸出 EXPO in 幕張メッセ

(前回)は日本ビールのハラールビール、築野食品工業のこめ油など輸出向けの日本の食品をご紹介しました。今回も引き続き、「日本の食品輸出 EXPO」をハラール目線でレポします。

 

まるで肉なのにノーミート&米粉のグルテンフリー餃子(株式会社 餃子計画)

こちらは(株)餃子計画が開発した、小麦と肉を一切使用していないグルテンフリー餃子です。皮は米粉(秋田県産)を使用。餡はしいたけなどの国産野菜と肉の代わりに大豆ミートを使用しているのですが、味はまるで肉のよう!皮は米粉100%でカリッ、もちっとしています。代替え肉にあまり美味しいイメージがないので、味の期待はしていなかったのですが、お世辞抜きで美味しいとんでもないヘルシー餃子です。

ノーポーク&グルテンフリー餃子(株式会社 餃子計画)



気になるグルテンフリーの管理は、米粉の工場で作っているので小麦が混ざる心配がないそうです。焼きも美味しいですが、米粉は揚げるとサクサクになるので揚げ餃子にも向いています。まだ商品開発の段階で販売はこれからですが、ハラール認証の取得も視野に入れているそうです。

 

ヨーロッパ基準のDHA魚オイルを粉ミルクに(日本水産 株式会社)

ニッスイは日本が誇る世界的に有名な大手水産企業のひとつです。水産加工食品のイメージが優先しますが、ぶりやマグロの試食コーナーの裏に医薬品事業のこんなブースもあります。ニッスイのファインケミカル事業は水産資源に含まれている有用成分の研究・開発を行い、サバや鰯などにふくまれる油脂のDHAやEPAを医薬品として製薬会社と共同開発し、粉ミルクやサプリの原料として国内で使用したり海外に輸出をしています。

左からEPAオイル、EPA+DHA配合サプリ、DHAマリンパウダー、DHA配合グミ



DHAオイルは、ハラール、コーシャのほかにEU HACCAP,FRIEND OF THE SEAの認証を取得しています。すでに欧米系のメーカーに乳児用ミルクの添加用として販売しています。ヨーロッパでは脳や神経組織に特に大切な栄養と考えられており、DHAを粉ミルクに入れる基準の成立が進められているようなので、世界的なマーケットの拡大が狙えそうです。水産資源をベースに新しい価値を創造するニッスイに今後も期待が高まります。

 

物流もハラール専用のコンテナ・トラックで運ぶ時代に(日本通運 株式会社)

日本通運は日本ハラール協会より「保管」のハラール認証を取得し、ハラール物流のサービスを本格的にスタートさせました。国内は東京、福岡にハラール用倉庫をもち、専用のトラックやボックス、コンテナでハラール性を担保した輸送を実現しています。また、輸出入にも対応しており、ハラールネットワークの構築に向けた取り組みを進めています。まだ始めたばかりで、このサービス自体を知っている企業も少ないようですが国内だと粉などの原料メーカーが利用しているそうです。運送会社の社員もハラールを学んで、ハラール物流を実践する時代がやってきました。

日本の大手企業は既にハラール、コーシャ、オーガニック、HACCAP、グルテンフリー、ベジタリアンなどを組み合わせて新しいマーケットを開拓しはじめています。ハラル・ジャパン協会はベジタリアンやコーシャ(ユダヤ教徒)メニュー、オーガニックやグルテンフリー(アレルギー)対応までコンサルティングしています。ハラールを学べばこういった食の多様性が学べます。さらにマーケティング、アウトバウンドまで詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。

(土岐)

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