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日本の食品輸出 EXPO in 幕張メッセ

10月11日から13日まで、幕張メッセで「第1回 日本の食品輸出 EXPO」が開催されました。主催はリードエグジビジョンジャパン(株)。共催は日本貿易振興機構(JETRO)、農林水産省も協力しています。こちらは世界に誇る“日本の食品”を一堂に集め、世界中から来場する食品バイヤーと商談を行う展示会です。また、輸出に関連する講演や有料セミナーも充実しており、農林水産省の「2019年までに輸出額1兆円を目指す食品輸出政策」やJETROの「イスラーム食品市場とハラールの取り組み」は多くの方が受講されていました。政府のハラール事業を広めたい!という意気込みを感じます。では一体どのような日本の食品を海外へ輸出しているのか、ハラール目線でチェックしてみましょう。

 

抹茶・りんご・パイン・みかん!フルーティーで前衛的ないなり寿司

松田食品工業(株)は、味付け油揚げを中心に商品開発をしている企業です。中国の大連に食品工場を持ちアジア圏のみならず、アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリアに輸出し和食の普及を進めています。いなり寿司といえば、甘辛い醤油ベースの揚げが一般的ですが、いなり寿司のパイオニアの松田食品が提供している揚げは見た目もカラフル、味もキャンディーのようにバラエティー豊かです。こちらはフレーバーいなり揚げという商品で、左から抹茶、さくら、パイナップル、梅、りんご味です。パイナップルって何だよ!と思う方が多いと思いますが、揚げの甘味と酸味が非常によく米にマッチして意外といけます。

ポップでキュートなフレーバーいなり揚げ



こちらは一見ノーマルないなり寿司のように見えますが、実はラ・フランス味です。はじめのひと口はそのフルーティーさにビックリしますが、慣れるとデザート感覚でとっても美味しいです。このシリーズのなかでは一押し商品とのことです。

ラ・フランス味のいなり寿司



フレーバーいなり揚げの他にもハラール、グルテンフリー対応のいなり揚げなどもあります。輸出する国に合わせて、オーストラリアはグルテンフリー、マレーシアはハラールなど商品を分けているところは流石です。

 

世界中からオファー!米ぬかの可能性を無限に引き出す和歌山のグローバル企業

築野(つの)食品工業(株)は米ぬかを徹底研究し、「こめ油」を筆頭に様々な米ぬか由来の製品を展開しているメーカーです。米ぬかから抽出した「こめ油」はISO9001 、ISO22000 、JAS のほかハラール認証を取得しています。


「こめ油」はコレステロールを下げる作用や酸化に強い特徴をもつヘルシーオイルです。500mlで約400円なので、値段はサラダ油より高くオリーブオイルより若干安い、高級オイルといった感覚です。日常的に使っている人は少ないかもしれませんが、私たちが普段から口にしているポテトチップス、調整豆乳、食パン、お菓子や健康食品などに含まれています。食品のほかにもクレンジング、ヘアオイル、シャンプー、化粧品やサプリ、ジェルカプセルなどの原料として、幅広く多くの企業に使用されています。

メイン事業は食用米油の生産で、国内をはじめ香港、台湾、ベトナムで販売を始めています。しかし、これらは売り上げの3割程度しかしめておらず、実際は米油の抽出過程で発生する副産物を配合飼料や農業資材向けに販売したり、米ぬかに含まれる機能性成分を抽出し、医薬品原料や化粧品原料としてメーカーに供給しているのがほとんどです。なかでも米ぬか由来の栄養成分であるイノシトールは、海外の製薬会社からも注目されています。脳を活性させたり、血液中の中性脂肪やコレステロールを下げる作用があるのでサプリや粉ミルク等に使用されており、コマーシャルでも有名なリポビタンD、ウコンの力、アリナミンEXなどの栄養ドリンクにも使用されています。

また、廃油を利用した工業用原料を生産する部門もあり、これらの食用米油以外の部門の製品を欧米、東南アジアなど世界各国に輸出しています。世界トップクラスの米ぬか開発技術で利益を上げながら、さらに食品産業廃棄物から希少資源を再生化するリサイクル事業に力を注いでいる姿勢も素晴らしいです。まさに時代をリードする、環境にもやさしいエシカルな企業です。

 

ノンアルだけど本格的なビールの味が楽しめるNinja Lager(ニンジャラガー)

日本ビール(株)は、自社ブリュワリーを所有するビールの専門商社です。最近はオーガニックビールなど、自社製品の開発に力を入れています。こちらは日本発のハラール認証取得の「ニンジャラガー」というノンアルコールビールです。ドイツ産麦芽・ホップ100%、香料、保存料、着色料、酸味料等の添加物は一切不使用。プリン体もゼロなので健康志向の人にもピッタリです。

アルコール0.00% Ninja Lager(ニンジャラガー)




ノンアルコールビールというと、酸味があって飲みにくいものやビールとかけ離れた炭酸飲料のような商品もありますが、こちらはしっかりとした麦芽感があって、後味もスッキリ。数あるノンアルビールのなかでもビールに近い飲みごたえがあります。中身は龍馬1865というビールと同じそうですが、海外向けにハラール認証を取得しパッケージを忍者に変えたそうです。

食品輸出 EXPOのレポはまだまだ続きます。次回はノーミートなのに肉入りのような味わいの「グルテンフリー餃子」をご紹介!(土岐)

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