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続「外食ビジネスウィーク2017」in 東京ビッグサイト

(前回)は、食品メーカーの秀穂’(しゅうすい)の「ハラールラーメン」と株式会社エヌ・ディ・シーの大豆からつくられた麺「まーめん」をご紹介しました。インバウンドが増加する2020年に向けて、企業のハラールやアレルギー対応が切実に求められてきています。というわけで引き続き、外食ビジネスウィーク2017をハラール目線でレポしたいと思います。

 

ムスリムの「飲みたい」気持ちを叶えたノンアルスパークリング

製作したきっかけは、出産祝いなどのお祝いの席でムスリムから「飲みたい」というリクエストがあったことからはじまったそうです。宗教でアルコールを禁じられているため、アルコール0.0%にこだわり、さらに厳格なイスラム教徒も飲むことが可能であることを示す「ハラール認証」を受けています。

NIGHT ORIENT CLASSIC (NON ALCOHOL SPARKLING WINE)



従来よりぶどうジュースに炭酸を加えたような飲み物は多く販売されていますが、この「ナイトオリエント・クラシック」は「完成されたワイン」から最先端の製法でアルコールを除去して作られているため、ソフトドリンクとは思えない香りや味わいを楽しむことができます。味やデザインも限りなく、本物のスパークリングワインに近づけている印象です。こちらはエミレーツ航空でも提供されているそうです。

 

これ1本でプロの味!和食の万能調味料「有機白だし」と「有機白醤油」

こちらは七副醸造株式会社の、有機小麦・有機大豆を主原料に仕込んだ日本で唯一の有機JAS認定白醤油です。濃い口醤油と違い、色は薄い琥珀色なので素材の色をきれいに引き立たせます。白醤油は和食のお店からはもちろん、ラーメン屋からの発注も多いそうです。本醸造で旨みが強く、濃厚なものから淡麗系の塩ラーメンまで幅広く使用されています。また、白だしのベースとなっているのが白醤油です。


同社は良い原材料を使えば良い商品ができるという考えと、「お客様のお役に立つこと」をモットーに昆布や椎茸、みりんも厳選したこだわりの素材を使用しています。

今や白だしは和食に欠かすことのできない万能調味料となりましたが、元々はホテルの料理長より茶碗蒸しに手軽に使えそうな本格的で美味しい出汁が欲しいという声から生まれたそうです。これらの商品は、アメリカやヨーロッパにも輸出しているそうです。ハラールも視野に入れながら、今後はアジアに向けて進出予定とのことです。


 

北海道の大豆を使用したアルコールフリー・無添加みそ

醤油の次はみそです。福山醸造株式会社の「北海道の恵み」と「道民の味噌」は北海道産の大豆、米にこだわり酒精を使わない低温殺菌・無添加仕上げのみそです。

「トモエ 北海道の恵み」と「トモエ 道民の味噌白こし」



原材料は米と大豆と食塩だけ。アルコールを使用せず無添加のみそに熱を加えて、発酵を止めているのでムスリム向けにもなりそうです。

「道民の味噌」は道民好みの甘口で白いこしみそ



 

1杯3千円?!プレミアムな濃い泡が決め手の「西尾の抹茶」

株式会社南山園は「西尾の抹茶」製造元で、自社茶園から抹茶の製造・販売までを一貫して行っている日本唯一の抹茶メーカーです。


時間が経っても消えにくい、色鮮やかでキメの細かいふわふわでもっちりとした濃厚な泡が特徴です。西尾の抹茶ハイ専用抹茶は、抹茶を泡立てて焼酎と割るだけでクリーミーで口当たりのよい抹茶ハイが簡単に出来上がります。従来の粉末緑茶や抹茶とは比べものにならないくらい、香りも風味もよく高級感があります。


こちらの抹茶ハイは「御三家」と呼ばれている高級ホテルでも扱っていて、1杯約3千円で販売されているそうです。「西尾の抹茶」は抹茶ラテにも最適で、ガムシロップと牛乳・抹茶をゆっくりと注ぐと見た目にも美しい4層のラテをつくることができます。抹茶は大福やアイス、お菓子などコンビニでも積極的に新商品が売られていて、「日本らしい!」とお土産でも人気があります。日本人も好きでムスリムからも支持を得ているキットカット抹茶味などもあるので、今後はこのような本物志向や差別化した製品などが日本経済を支える「おもてなし製品」として期待できそうです。
(土岐)

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