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第46回ハラルビジネス実践会

10月19日に第46回ハラルビジネス実践会を開催いたしました。

ハラルビジネス実践会は、ハラルの初歩を学んできたこの数年を軸に、一歩先に進んだハラルビジネスの実践の場として開催しております。実際に現場で活動をされている企業様からお話を聞き、更なるビジネスの実践や交流の場としてご活用ください。

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グルテンフリーはライフスタイル。グルテンフリーは人類を救う!?

p1020628ご登壇いただいたのは、一般社団法人グルテンフリーライフ協会 代表理事 フォーブス弥生様です。近年、グルテンフリーは、ハリウッドスターをはじめ、スポーツ界、経済界などの著名人がグルテンフリーの実践を表明していることから注目されています。始めに、グルテンフリーを知っているか?との参加者の人への問いに、ほぼ全員が「知っている」と回答されました。改めて、グルテンフリーとはどのようなものなのか、活動内容などをお話していただきました。

グルテンフリーとは、小麦、ライ麦、大麦などに含まれるタンパク質の一種で、グルテンを含まない食材で調理する食事療法のことです。「ダイエットとしても注目されていますが、グルテンによるアレルギーの人にも需要があり、ライフスタイルのひとつの提案として広まっています」とフォーブス様。グルテンフリーは私たちの生活の一部となって活用されているようです。実際にアレルギー症状を起こす人は、小麦アレルギー、セリアック病、グルテン過敏症と、グルテンから起こる病気によって、かゆみや湿疹などを引き起こします。このような軽度のものもあれば、グルテンを摂取することで脳内の中枢を刺激してしまう場合もあるそうで、グルテンフリーにおける効果や影響などを細かく説明いただきました。

小麦だけではなく、食品全体をみてもアレルギーを引き起こす食品が多く、日本では食品衛生法により、食品表示に7品目の義務、20品目に表示を求めています。また、アメリカのある地域の事例では、牛乳、卵、ナッツ類、甲殻類など、8種の食品によるアレルギー疾患患者は、全体の約90%になるとの結果もあるそうです。アレルギーの原因とされる食品は、食物タンパク質であり、果物や野菜からの摂取にも反応があります。フォーブス様は日本だけではなく、世界各国のグルテンフリーの研究のため、先日もアメリカに渡り、グルテンフリー表示の商品をリサーチされたとのことです。

グルテンフリー食品の購入者は、健康意識を持つ人が割合として一番高く、グルテンフリーライフを送る中で、ダイエットを実践するという人が多いようです。「健康的な食事方法として認識され、取り入れている人が多い」と、その状況を解説いただきました。また、グルテンフリーライフ協会としては、そのような意識の人に分かりやすく手に取ってもらえるように、食品の推奨としてシンボルマークをつけることを唱えておられます。

グルテンフリーはブームのような捉え方をされ、市場がゆるやかな飽和状態にあるそうですが、ハラル認証マーク同様に、その表示を求めている人が多いことも確かです。ブームに終わらず、これから食事の良い摂取方法としてグルテンフリーに注目してみてはいかがでしょう。

【グルテンフリーライフ協会HP】 http://glutenfree-life.net/about/main.html





王様製菓がハラルからベジタリアン、グルテンフリーとの進化

p1020630ご登壇いただいたのは、王様製菓株式会社 執行役員 永戸 淳一郎様です。以前にもハラル認証企業シリーズとしてご登壇いただきました。ハラル認証取得後から現況まで、どのように企業として取り組まれてきたのでしょう。

王様製菓株式会社は、おかき製品一筋の製造販売企業で、早い段階からハラル認証を取得し、先駆けといえる企業です。元々、ブランド意識が高く、有名百貨店、航空会社、鉄道関係など、多くの企業と手を組んでいます。また、すでに40年も前からおかきをヨーロッパに輸出していて、ニッチな部分にスポットを当てることを得意としています。そんな中、いち早くハラルに着目されたのです。しかし、おかき製造には醤油やみりんが必須です。ハラルを知ることで一度はあきらめかけたのですが、ハラル認証済みの調味料を使用することで、ハラル認証を取得することができたのです。

商品の開発、販路は、海外にもアンテナを張り、現地に出向いて地元の人に味見をしてもらい、意見を商品に取り入れます。現在はわさび味を海外の人に向けてPRをされているとのことです。「わさびはハラル香料を探し出すまでに時間がかかりましたが、やっと見つけることができました。商品に対して執念をもって何事にも向かっていく姿勢を衰えさせなければ、目標を達成できるのです」と永戸様は力強く語ってくださいました。

現在は、ハラルだけではなく、ベジタリアン、グルテンフリーに関わる事業展開も開始され、日本グルテンフリーライフ協会様へも相談をされたとのことです。グルテンフリーに対する認証があるのか、原材料の使用についてなど、お話を重ねている中で、永戸様自身にもお気持ちに変化があったそうです。個人的に興味をもった永戸様は、今まで不摂生していた体の見直しをされたのです。過去の自分がどれだけグルテン中毒になっていたか、どんな改善方法を取っていたかなどを詳しく語っていただきました。参加者の人たちもきっと、わが身を振り返っていたのではないでしょうか。

ご自身がグルテンフリーを実践することで、会社の取り組みも変わっていき、グルテンフリーだけではなく、添加される原材料の見直しを実施したのです。永戸様は「味の追及だけではなく、買う人のバックボーンを理解することが大切。知らなければ、事故や危険を伴うことに気がついた」とおっしゃいます。「実感すれば自分だけではなく、相手にも教えたくなるものだ」と締めの言葉が印象的でした。

【王様製菓株式会社HP】 http://osama-do.co.jp/index.html

セミナー終了時には、登壇者様や参加者同士の名刺交換も盛んに行われ、情報収集の場としても活用されております。専門分野もそれぞれ違う企業が集まることで、情報の交換の幅も広がっていくことでしょう。




次回のハラルセミナー&報告会は、2016年11月29日(火)19時~
年内最後の会となります。ご興味のある企業様、ご参加希望の方は、お早めに申し込みください。
http://www.halal.or.jp/service/seminar/

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