トップページ >  ハラルニュース >  第34回ハラルセミナー&報告会を開催しました

第34回ハラルセミナー&報告会を開催しました

2015年10月20日(火)、『第34回ハラルセミナー&報告会』を開催いたしました。

10月で4期目を迎え、ハラルを学んでから6年の月日が経ちました。設立当初は、海外への輸出、生産といったアウトバウンドが主でありましたが、昨今のインバウンドの流れが加わり、情報の発信量としては例年の数値では計り知れないものがあります。

今回は、そんなインバウンドにも需要が高まる旅行会社の人材サービスの専門企業様にお話をうかがいました。


[基調講演]

『旅行業界からみたムスリムインバウンド
 ~ムスリム接遇基礎講座の開発秘話~ 』

12140639_876736835706825_2222502323714562433_nご登壇いただいたのは、株式会社旅行綜研 事業開発課課長 蛯谷 仁様です。株式会社旅行綜研は、旅行・航空業界で長い実績をもつ独立系人材会社で、ツアーコンダクター(旅行添乗員)、航空会社グランドスタッフ、旅行業務全般、通訳などの育成・派遣・紹介などを行っています。本来ある定番のツアーだけではなく、レストランチェーン店などとコラボもしています。

近年、格安航空会社の進出によって、運行路線が増えたことで、海外からの旅行者も増えています。さらに、今年は荷物の持ち込み制限のない旅客船からの入国も目立つようになりました。インバウンドマーケットとしては、体験型の旅行プランに注目が集まっているとのこと。着物体験や古民家の宿泊など、多岐にわたります。蛯谷様からおすすめのアクティビティサイトをいくつかピックアップしていただき、実際にサイトの説明をしていただきました。

現状は、中国人観光客に注目が浴びがちですが、ムスリムの観光客はどのような変化が起きているのでしょうか。日本では、礼拝室の設置やハラルレストランなど、イスラム教徒に対応するべく、準備が徐々に広まっています。日本にやってくる観光客もSNSなどで情報収集がされており、「マレーシア人先行の情報をインドネシア人が参考にする」という傾向があるそうです。

実際に、旅行者たちはどのように日本で観光をしているのでしょうか。
日本に初めて来る観光客は、まずは団体ツアーにはじまり、慣れてくると個人手配に移行しているそうです。そうなると必須なのは情報収集です。それらの情報にはレストランや観光名所などがありますが、これは店舗側も“自分たち店は観光客に認識されている”というような意識を持ち対応すべきです。最新のITを駆使した画期的な翻訳機能やスカイプを利用したツールも今後流通していくようなので、迎える側の勉強も必須となりそうです。

話の最後には、当協会の事務局でマレーシア人のスタッフも登場し、実際にどのように観光客が情報を収集しているかなど、ツーリスト目線からも話を聞くことができました。
【株式会社旅行綜研HP】http://www.tm-a.co.jp/




ハラル認証の焼き立てパンが楽しめる「リエゾン」

11222055_876736849040157_8006149345201610070_n当日は、代表の佐久間が岡山県に出張になったため、急きょスカイプでの対応となりました。
パン好きが多いとされる岡山県では、ムスリム対応として、官民双方で多くの企業が携わっています。メーカーの中でも、特に原材料メーカー、パン製造などの各分野が揃ってきました。

9月には、津山市にアーレムジャパンが運営するハラル認証のパン屋がオープンしました。10万人規模の街でハラル事業を行うということは、ムスリムだけではなく日本人向けとしてパン屋を運営していくことになります。“ハラル=イスラム教徒専用”という概念を払拭しなければなりません。ハラルは特別なものではなく、安全に食べられる保証でもありますから、日本人が食べても何も問題はありません。パンはクロワッサンやカレーパンなど30種類以上を揃え、小麦粉ではなく米粉を使用しています。地元岡山県産の米粉です。米粉を使用しているということは、アレルギー体質の人も食べられるということです。

今回は、実際にアーレムジャパン株式会社取締役社長 田原尚子様にも同席していただきました。田原様は、当協会岡山支部長としても活動していただき、ハラルのパンの卸販売、業務用パンを扱う事業者向けの商社プロデュ―スも行っています。

パン工房「リエゾン」があるのは、食育にも力を入れているスーパーの一角にあります。実は、店舗周辺にムスリムの方たちはほとんど住んでいません。しかし、田原様には、ムスリム対応というよりも日本人に希望を込めて店舗をオープンさせたようです。「日本人にも原材料からこだわった安全な食材で作るパンを提供したい。そのために必要な発信源になるような場所にしたい」と田原様はおっしゃいます。実際に会場ではリエゾンのパンが試食として登場しました。米粉のモッチリ感が楽しめるパンでした。
【アーレムジャパン株式会社HP】http://aalam.jp/index.html




講演終了後も、質問や名刺交換が盛んに行われました。専門分野もそれぞれ違う企業が集まることで、情報の交換の幅も広がっています。
次回のハラルセミナー&報告会は、2015年11月17日(火)19時~
ご興味のある企業様、ご参加希望の方は、お早めに申し込みください。
http://www.halal.or.jp/event/ex/

分類から探す


このカテゴリーの記事一覧 最近の投稿 アーカイブ

Copyright © JAPAN FOOD BARRIER-FREE ASSOCIATION. All Right Reserved.