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第29回ハラルセミナー&報告会

今回(5月18日開催)からセミナー名が『ハラルセミナー&報告会』に変更になっております。引き続き、ハラル認証取得企業様の講演や日々配信されるハラル情報にご注目ください。

上智大学 ハラル弁当ニュースでご覧になった方も多いかと思いますが、4月より上智大学 四谷キャンパスにて、ハラル弁当が販売開始されました。
本件は当協会理事も務めている千葉が運営する宅配ハラル弁当の案内サイト『HALAL DELI』へ相談があり、協会会員であるAslink株式会社様をご紹介させていただきスタートしました。


HALAL DELI(ハラル デリ)http://www.halal-deli.com/

担当の、上智大学 正山様へお話をお伺いしたところ、販売開始直後から大変好評で、連日完売が続いているそうです。上智大学にはムスリムの留学生も多く、日頃から食材に注意を払いながら食事をしています。そんな留学生のために学校側からご相談を受け、キャンパス内でワゴン販売をすることになりました。
学食での完全ハラル対応はキッチンを分けなければならない等の問題があり困難、そこでワゴンでの販売となったわけですが、上智大学様のケースは出来る事から始めるハラル対応の良い一例かと思いますので参考にしてみてください。


さて、今回のハラルセミナー&報告会では、2014年4月よりハラル認証商品の販売を行っているムソー株式会社の岡田様と、訪日観光客増加に伴い注目度の高まっているインバウンドプラットフォームWEBサービス「やまとごころ」の此松様にご登壇いただきました。



ハラル認証取得後の報告

ムソー株式会社 岡田様2014年4月にハラル認証を取得した
『ムソー株式会社 東日本営業部 岡田紀信様』
にご登壇いただきました。

前回お越しいただいた時は、ハラル認証取得直前。その後はメディアでもハラル商品のカステラが注目され話題となりました。

ムソー株式会社は、オーガニックや無添加製品、ベジタリアン向け商品の卸業をされています。アメリカやヨーロッパ向けに輸出を行っていましたが、ハラル認証取得を機に、アジアへの輸出も始まりました。岡田様は「2020年の東京オリンピックに向けて、タイミングが良かった」と早くも手応えを感じていました。

卸問屋企業ということで、取扱いメーカーには原材料の詳細な仕様書提示をお願いしており、出荷の際の保管、出荷タイミングは慎重に行っています。ハラル認証団体の工場にて生産された商品を取り扱っています。食品監査に関しては、認証団体同行の元、食品衛生に関しては、ムソー株式会社が監査を行っており、販売者としての責任を請け負っているとのことです。

国内の取り扱い事例では、空港内の店舗展開による商品の動向をお話いただきました。ムスリムが購入する売り上げは全体の約30%といいます。特にハラル認証POPを設置していなくても、売り上げは伸びているようです。百貨店の催事や通常の土産店よりも空港のようなインバウンド対策として利便性のある環境の方が、戦略的にも売り上げ的にも有利益が得られます。
海外事例では、アブダビで行われた食品見本市に参加しましたが、こちらは砂糖不使用のスフレケーキが好評でした。UAEでは糖尿病患者が増えていて、糖分の摂取も現地の方は慎重になっているようです。ハラルに関しては、特化した法律がなく、認証がなくても中東の市場は今のところ参入しやすいのではないか、と感じたと話してくださいました。商談でも特に認証マークがなくても取り立てて疑問視されることはなかったようです。

国内空港ではレストランのメニューにもインバウンド対策として、原材料の記載が多くなりました。この流れは一般的にも流通すると考えます。今後は、「ハラル認証された商品とそうでない商品を双方で充実させることで、東アジアの観光客向けにも需要を伸ばしていきたい」とのことでした。

【ムソー株式会社HP】http://muso.co.jp/



ハラルとインバウンド

ご登壇いただいたのは、
『株式会社やまとごころ スーパーアドバイザー 此松武彦様』です。

やまとごころ 此松様株式会社やまとごころは、ネットサイトである“インバウンドビジネスプラットホーム「やまごころjp」”の運営をされています。訪日観光のインバウンド対策の中で、BtoBの業界向けに情報収集し配信を行っています。メルマガ会員数は12000人以上です。
他にも、セミナー事業、コンサルタント事業も展開しています。

今回は、訪日観光としてのインバウンドの事例を含めてお伺いしました。
近年、アセアン攻略が目覚ましく、ビザ発券の緩和も背を押してくれたことで、一層ムスリムやハラルについて目を向ける機会が増えました。

全国的に拡大している空港内や大型施設での礼拝室の設置は、ムスリムの方たちが訪日しても安心感を得られる環境設備であります。また、宿泊施設では、バックパッカータイプの安宿が人気だといいます。これは、家族連れで訪れる観光客も多く、「大部屋であれば家族単位で宿泊ができる」というものです。此松様も当初はこの活用方法に驚いたそうです。

レストラン事業での一例では、京懐石の老舗である「美濃吉」の対応が興味深かったようです。ムスリム観光客のために、「できることを全力でやる」というアプローチがされていました。ハラル対応のキッチンはできないが、ハラル認証の受けた調味料を使用したりして、アルコール成分や豚肉由来の原材料に配慮したりしています。
熊本県の人吉では、過疎化を回避するために、ハラル対応牛を中心にバーベキュー施設などのPRを行政レベルで対応しており、モニターツアーを実施し、ツアー客の集客に努めているとのことです。

昨年から免税対象の品目拡大が、訪日観光客に喜ばれています。某化粧品会社の話によると百貨店や量販店での売り上げが伸び、全体で800%アップという驚愕な数値が出たそうです。
今後も更に訪日観光客は増えていくと予想されますので、地域での対応がさらに活性化することでしょう。

【やまとごころjpサイト】http://www.yamatogokoro.jp/







講演終了後も、名刺交換が盛んに行われました。専門分野もそれぞれ違う企業が集まることで、情報の交換の幅も広がっています。

次回ハラルセミナー&報告会レポートは、2015年6月23日(火)19時~
ご興味のある企業様、ご参加希望の方は、お早めに申し込みください。
http://www.halal.or.jp/event/ex/


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