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第25回ハラルビジネス交流会

2015年1月20日(火)に『第25回ハラルビジネス交流会』を開催いたしました。

第25回ハラルビジネス交流会1

本年もハラルビジネス交流会を宜しくお願いいたします。年頭に当たり、今年の“ハラル”がどの様な動向になるのか気になることと思います。今後は、検討から具体案化への移行が明確になってくると言えるでしょう。特に地方の動きに注目です。行政の動きと民間の動き、別々に動き出した2つが絡むことでひとつの動きとなり、行政の予算を組み込んだ地域おこしのムスリム対策が具体化してきます。ムスリム向けのモニター実施や観光視察に始まり、更には環境作りとして、昨年からメディア発信されている空港や駅、商業施設などに設置されるプレイヤールーム(礼拝室)の必要性も見逃せない話題です。今回の交流会でも詳しくお話を伺いました。



日本のプレイヤールームのあり方、作り方教えます!

第25回ハラルビジネス交流会2株式会社丹青社 企画開発統括部開発プロデューサーの野本 康仁様にご登壇いただきました。1959年設立の丹青社は、空間つくりの専門家が揃います。調査、企画からデザイン、施工まで請負い、商業施設や飲食店舗、ショウルームや高速道路のサービスエリアなど、幅広い実績があります。


現在、当協会と進めている案件が「wanoma(和の間)プロジェクト」です。戒律の制約が多いムスリムの方たちに、日本で環境の良い設備を提供ことが大切。その一例が礼拝室の環境整備です。「一日5回の礼拝を行うムスリムの方たちに和の文化を備えたプレイヤールームの設置が急務」だと野本様はおっしゃいます。

第25回ハラルビジネス交流会3
wanoma(和の間)プロジェクトの詳細はコチラ


マレーシアを事例に空港や商業施設にある案内板やプレイヤールームの手洗い場(ウドゥ)、礼拝室の環境や設備について画像を見ながら説明をしていただきました。ムスリムの方に配慮された清楚な空間と細かい心使いがされており、とても環境の良い状態です。一方、国内はというと、プレイヤールームが設置されている関東の空港では、入り口にロックがされ、空港スタッフに鍵を開けてもらわなければならなかったり、一室の空間を男女別用に仕切る形が取られたりしています。同じ国内でも関西の空港は、男女別に分かれていたり、マットの貸し出しなどがあったりと環境が整っていました。「日本は設備があってもまだまだ配慮不足があるように感じます」とのこと。

海外のムスリム人口少数国の仰天な一例を紹介していただきました。それは中国!見るからに豪華な中国様式の建物がムスリムの観光スポットになっているようです。日本人の感覚からするとムスリムとかけ離れたプレイヤールームなのですが、意外にも大好評だと言います。
自国をアピールする地域性あるプレイヤールームが必要となり、日本とムスリムの共通点を書き出すことで、好まれる空間が生まれます。wanomaは、日本らしさのあるプレイヤールームを目指し、部屋を畳敷き様式や水場の演出を凝るなどの提案を考えています。昨年、「ツーリズムEXPOジャパン2014」にて、試験的に簡易移動式wanomaを参考展示したところ大変好評で、実際に見たムスリムの来場者は「祈りの時間になったらここに戻ってくるので礼拝して良いか」など、実際に祈祷された方が多くいらっしゃいました。メリットとして、簡易移動式のプレイヤールームは、短期間での設置や解体組立のリリースも可能とのこと。まだ実験段階ではありますが、実現すれば常備施設のデザインの多様化だけではなく、イベントなどにも役立ちそうです。

株式会社丹青社
http://www.tanseisha.co.jp/




バングラデシュ・ドバイ情報交換会

第25回ハラルビジネス交流会4当協会代表の佐久間より、年末に訪問したバングラデシュとドバイのムスリムの今を報告させていただきました。

バングラデシュは、国土に対して人口密度が高い国です。まさにエネルギー溢れ、活気がありました。訪問の目的は2つです。昨年、バングラデシュにハラル認証団体ができました。この団体はマレーシアのハラル認証機関であるジャキムとバングラデシュにある国立のモスクが認証している団体です。今回、この団体に当協会との提携の提案を持ちかけました。もうひとつはエアカーゴ(貨物飛行機)を飛ばす為に、日本に需要があるかどうかの調査依頼です。日本へ荷物を運び、日本から自国へ戻る際に運べる荷物があるかが重要で、運行の可能性を求めています。今売るべき商品は空輸での即効性が必須です。繊維製品は季節のタイミングを外すことで商品ロスが発生します。また新鮮な花きや鮮魚なども必要となってくるかもしれません。

ハブとしての役割をもつドバイですが、現地でどれだけの日本企業が成功されているでしょうか。2月に開催予定の中東最大級の総合食品見本市「Gulfood 2015」で日本の団体が出展予定ですが、そのジャパンパビリオンに展示する商品の競争率が激しく、約2000社の日本企業が出展に漏れたようです。
アブダビでは日本の緑茶が賞を受賞しました。しかし、現地の方は緑茶に砂糖を入れて甘くして飲まれているようです。また、煎餅にいたってはコーヒーなどに浸して食べる方法を取っています。日本人の感覚からは想像できない食べ方かもしれません。一方、パンは好評のようで5年間保存のできる甘いチョコレートパンや黒糖も評価を得ているようで、いずれも甘さのある商品がポイントです。これらを考慮して、ドバイ進出を考えている企業がありましたら、ぜひ協会にご相談ください。



お弁当タイム

ハラルビジネス交流会は、毎回参加者の方にお弁当をお出ししています。今回は、昨年12月に東京・赤坂にオープンした「東京ハラルレストラン」より、「チキングリルとナシゴレン弁当」が届きました。ナシゴレンは、東南アジアで食べられている炒飯のことです。ケチャップで味付けされたナシゴレンとカレー風味のチキングリルは共にハラル認証を受けた調味料で調理されています。ムスリムの方との会合や商談などにも、ぜひご利用ください。


東京ハラルレストランのお弁当はこちら
http://www.halal-deli.com/store/001/


次回ハラルビジネス交流会は、2015年2月17日(火)19時~
ご参加希望の方は、お早めに申し込みください。
http://www.halal.or.jp/event/ex/

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