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第24回ハラルビジネス交流会

第24回ハラルビジネス交流会 - 01

2014年12月18日(木)に『第24回ハラルビジネス交流会』を開催いたしました。

年内最後のハラルビジネス交流会となりました。ハラル元年といわれた2013年から今年にかけては、大きな激震はありませんでしたが、マスコミを中心にハラルをキーワードにした特集や記事を目にすることが多く関心が高まりました。これはまだ土台作りであり、今後はさらに具体化したホテル、大学、交通機関、外食など業務用マーケットの本格的参入が見込まれそうです。
2015年はASEAN経済共同体(AEC)設立の年です。5月からミラノ国際博覧会が開催されます。日本館のテーマは「Harmonious Diversity - 共存する多様性- 」。ハラル商品を取り扱う某企業様がすでに出展を予定しています。ASEANからのビザ緩和によって来日ビジネス、観光客がさらに増えます。インバウンド対策としてのビジネスチャンスに拍車がかかるでしょう。


ASEAN・中東に進出のポイント ~リサーチからの戦略策定について~

第24回ハラルビジネス交流会 - 01ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ株式会社 取締役の片岡信矢様にご登壇いただきました。
海外に特化した調査事業やコンサルティング及びマーケティングの支援事業を行い、2002年に香港と中国にて設立。2007年、逆輸入するように日本に法人を移転しています。当時は海外に向かうベンチャー企業も少なく、今ではアジアだけではなく、中近東からの問い合わせも多くあるとのこと。

ASEANをみると、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン6か国でGDPの95%を占めます。ASEANが注目されるようになり、この5年で様変わりしたのは、“単独国”での問い合わせが多くなったことです。ひとつひとつの国は市場規模が小さく、複数国まとめての調査依頼でした。それが、ひとつの国に特化した調査を依頼されるようになったのです。主要都市での依頼もあるほどです。

スライドで一例を報告いただきました。ベトナムは人口の伸びが多く、平均年齢も若い国です。成長率も高く、貿易でも機械製造や携帯電話の輸出が特化しています。産業構造は農業が大きく、工業化の定度がまだ低い状態です。国営企業が多く、地場産業を支えています。

シンガポールは小さな都市国家。輸入に頼っているのが現状です。ハブ大国なので一坪単価の利益が大きく、貿易技術産業だけではなく、ビジネスとしても各国をつなぐ役割です。日本同様に少子高齢化していて、外国人の受け入れ態勢ができています。ビジネス幅が大きく、金融インフラも整っていることから富裕層のシンガポールでの起業が盛んで、ASEAN戦略の第一歩はシンガポールという企業も多くあります。

ムスリムの多いマレーシアは、今後も注目される国です。ハラル産業の発展にはじまり、機械、電子産業が盛んで資源も豊富です。多民族国家で宗教、民族間での市場があり、ハラルは代表的宗教産業として形成されています。弊社の相談でも多く問い合わせのある分野です。
東南アジア全体では従業員50名以上の企業は企業数の1%ほどしかありません。日本企業がパートナーを組める規模を持つ企業はまだ少ない状況です。

中東をみると、UAEとサウジアラビア2か国でのGDPは全体の70%を占めます。UAEは900万人の人口で、約80%は外国人です。海外からの労働者が多く、アブダビとドバイの存在が大きく産業を占めています。ドバイショックを持ち直し、一次産業での統計が大きく、石油などの原料での輸出によって大きな利益を得ています。石油以外の産業も伸びていて、脱石油産業が叫ばれているほど。ドバイも外国人誘致の受け入れ態勢が整っていて、労働力として男性の力が発揮されています。働き盛りの男性が多く、自国のビジネスを外国人によって発展させているのが現状です。
ASEAと中東の現状や基礎知識など、データを通じて報告をしていただきました。

ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ株式会社
http://www.sdigrp.com/index.php





だれも知らない観光土産産業界の実態

第24回ハラルビジネス交流会 - 03観光物産総合研究所 代表稲田俊明様にご登壇いただきました。
今回の交流会参加者の中で土産産業に携わっている方はお一人。正しく“だれも知らない”観光産業の世界を垣間見ることになりました。
30~40年前は各地に土産品を扱うメーカーや問屋は個々での地域産業として存在していましたが、今や土産産業は3兆5000億円もの規模で拡大しています。稲田様は、旅行、観光と土産は表裏一体の関係があると言います。土産品市場を拡大させることは観光業界全体の市場規模を拡大させることにつながるのです。

土産品を売っている店舗は全国でも1万店舗ほど。それにホテル産業を加えれば7万にも及びます。ホテルや旅館は土産売店部門を充実させることで観光産業も活性化されていきます。また、昨今ブームのB-1グランプリやゆるキャラですが、双方とも料理やキャラをモチーフにした二次産業が盛んです。企業とのコラボ、グッズなど人の集まるところに土産品は必須といいます。また、世界遺産も同様です。

研究所の活動としては、全国観光物産見本市と題して商談会を実施や土産業界白書の出版をされています。今回の登壇では、白書にある都道府県別の土産消費額や現状の分析の一例を参加者の方だけに特別公開していただきました。本来は購入された方が参考にするデータなのですが、このようなマル秘情報も聞くことができるのもビジネス交流会の良さでもあります。

観光物産総合研究所
http://kankoubussan.jimdo.com/




第24回ハラルビジネス交流会 - 05第24回ハラルビジネス交流会 - 04
年内最後のビジネス交流会、締めは恒例のハラル料理のケータリングとハラル食品や関連グッズが獲得できるビンゴ大会で盛り上がりました。
今回は、ハラル和食レストランとして赤坂にオープンした「東京ハラルレストラン」のケータリングです。名刺交換も盛んに行われ、楽しい時間となりました。
2015年も様々な企業様のお話や報告ができるよう内容充実の開催を心がけていきますので、みなさまお楽しみに!!




次回ハラルビジネス交流会は、2015年1月20日(火)19時~
ご参加希望の方は、お早めに申し込みください。
http://www.halal.or.jp/event/ex/

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