ハラル事業部 TOP >  ハラルニュース >  第19回ハラルビジネス交流会 開催レポート

第19回ハラルビジネス交流会 開催レポート

2014年7月23日(水)に開催した『第19回ハラールビジネス交流会』を開催いたしましたので、当日の様子をご報告させていただきます。
今回は当協会開催イベントとしては初めて「宗教法人日本ムスリム協会」様にご登壇いただきました。

宗教法人日本ムスリム協会は日本における最初のムスリム(イスラーム教徒)の団体として、1952年に設立され、1968年6月に宗教法人として認可され登録された宗教団体です。イスラームの宗教活動としての宣教・広報出版・信者の育成教育・宗教行事や儀式の開催・海外イスラーム諸国との親善協力及び国内の宗教団体との対話など幅広い活動を行っています。
ハラル認証期間でもあり、主に原料等の認証を発行しています。


お祈りの様子イフタール料理


また今回はラマダン中の開催となり、ラマダン明けのイフタール(断食を解く食事[日没時])の様子を実際に見ていただきたいとのことで、イフタール食をご参加いただいた皆様に振る舞わせていただき、ご参加いただいた皆様にも体験していただきました。

以下、当日の講演の内容をご案内させていただきます。




代表佐久間挨拶

代表挨拶昨今、ハラールやムスリムというのがメディア等で話題になっています。ただ、本日ここに起こしの方たちは、ビジネスでの成功を願っている方が大多数だと思います。ハラルに対する社会的な背景やフィールドが整ってきてもビジネスで成功しなければ意味がないわけです。
そのムスリム市場で成功するには本当のムスリムを知ることも重要ではないでしょうか?そういう意味もこめて本日は宗教法人の方を御呼びしています。ぜひ本日は宗教という見地からムスリムをとらえてみてください。
また、我々はムスリム体験ツアー等も行っています。沖縄や北海道、東京などイスラム圏の人を呼びたいという場所と企業の視察なども行っています。今後は体験型のツアーが人気でるかもしれません。



ラマダーンとイスラームの心

宗教法人日本ムスリム協会 理事 長井彰 先生

日本ムスリム協会 永井理事ラマダーン中につき、少々体力がつらいのですが、御理解ください。本日は18時53分にラマダーンがあけます。その後お祈り「アザーン」を実施したいと思います。ぜひその流れを体験してください。
学生時代私は日本の歴史等を勉強してきました。日本は歴史的に宗教を大事にしてきています。その中で、ヒンズー教やイスラム教を学び、世界ではいろいろな人や価値観があることを学んできました。
そうした中、25歳のころ自分の宗教をさがしてきました。書店で3冊くらいのイスラムの本を購入し、学んできました。自分の探しているのはイスラム教なのかと漠然と感じました。
転機はインドネシアのメダンに訪れ、現地で生活をするようになった時です。朝、暗い時間に大きな音が聞こえてきました。イスラームを初めて体験した瞬間です。イスラームの節回しを自分が心地よく感じた瞬間です。
また時期がくるとラマダーンが始まります。普段は制約がない飲食等が禁じられます。日の出の約一時間半前から日没まで禁じられます。神に意図すること(制限すること)が大事です。

【アザーンになり、お祈り。】
少々、水をのんだり、口にものを含みます。その後お祈り。


昼間断食して日没後はバナナやナツメヤシを軽く食べて、お祈り、その後夕食です。
断食による空腹よりも、寝不足がつらいのです。アッラーは間違えて食べても許してくれます。
断食があければ1ヶ月間お祭りです。ラマダーン月の終わりは買い物客が増えます。各家庭ではおいしい料理をつくり、いい服を着ます。日の出後、特別な礼拝があります。互いの家を訪問し、盆と正月がきたような賑わいです。
この地で、私の中でイスラームに対する印象がよくなります。28歳の結婚適齢期に私はムスリムの女性との結婚を意識するようになり、現地法人で働き、結婚し、現地での生活を決心しました。このころ、信仰に対しての勉強も行います。
13年後日本に戻ります。そして日本ムスリム協会の副会長になります。他のイスラーム教徒とも親交が増えます。敬虔なイスラム教徒から多くのことを学びます。自身がムスリムであれば、こころと体が自然に動きます。
メッカ巡礼を1994年に実施します。肌の色が異なる方たちとの体験は素晴らしい体験であり、もっとしっかりしたムスリムになろうと決心します。
カタールの地で、ラマダーンも経験しました。インドネシアとやや異なります。カタールではラマダーン月の期間を喜び、インドネシアではラマダーン明けを祝います。
モスジット内にはビニールシートがひかれ食事が準備されます。片付けると礼拝です。
 早朝の食事は2時ごろです。家族で食事です。断食を1ヶ月間続けることは人生の1/12費やすことです。つらいのでしょうか?インドネシアではつらくカタールでは喜びがあふれています。敬虔な者には当然なことであり、ごく普通なことでしかないのです。
 イスラームは武道ではなく、規律がしっかりした安心への導きであり、教えであり、自由でもあります。各自が決めます。教えを守れば御ほうびをさずかります。
真実とはなんですか、アッラーが高度な人間をつくりました。
人間はどう生きるのか?アッラーが人間の生き方を教えました。1400年間変化していません。ムスリムの違いとは敬虔の違いです。

人間は知らずに間違いを犯します。何時何処で間違いを犯しているか気付かずにいます。あらゆることを、事の大小にかかわらずご存知なのはアッラーだけですから、何かを断言できるのはアッラーだけです(なお、何かに立ち会った人は、自分の目で何々を見ましたという断言はできます)。
 私は何かの食べ物を、自分で食べる為、ないし、ムスリムに差し上げるかの為に選びます。その食べ物の原材料の一つ一つについて、その履歴に立ち会ったわけではありませんから、ハラールであると断言できるものではありません
 昨日の料理は、ムスリム(料理の提供者)が、ムスリム(私)が食べることを知って作られたか選ばれたかしたのですから、私は食べますし、食べました。ムスリム同士は、提供者と被提供者の間でハラールか、ハラールでないかなんてやり取りはしません。日本的にいうなら、阿吽の呼吸のものです。
 ですから、作る人がムスリムであればハラール証明なんて不用だろうと思います。
ハラールショップはムスリムが売っているから、ハラールでないものを扱っているはずはないだろうということでムスリムが買うのです。製造者も調理人も販売者もムスリムであることが好ましいのですが、ムスリムでない製造者や調理人が作ったものをムスリムに提供したいというので、ハラール証明などという便法が生み出されたのでしょう。   
海外でハラールマークが既にあるところに、日本が始めるということで、ハラールマークを付ける事に拘らざるを得ないというのが実情かと思います。ハラールマークが一人歩きしないことを願うものです。



台湾インターナショナルハラルEXPO報告

DSC_0039協会:千葉・佐久間
4日間開催
イスラム教徒が少ない国の事例を学ぶことは、日本にとっても大事な事例になります。
50コマくらいの出展です。台湾では認証団体は主に2つ、そのうち1つTHIDAが300くらいの認証だしています。(日本はまだ100)美容と健康がのびそうです。




ハラルJAPANchから、最新の傾向

DSC_0047協会:中川
各種自治体の予算がついてきています。補助金や助成金をつかったニュースが届いてきています。




協会からのお知らせ

次回『第20回ハラールビジネス交流会』は、8月27日(水)です。
9月は25日木曜日です。
毎回多くの方にご参加いただいております。ご参加希望の方は早目にお申込みください。
http://www.halal.or.jp/event/ex/




分類から探す


このカテゴリーの記事一覧 最近の投稿 アーカイブ

Copyright © JAPAN FOOD BARRIER-FREE ASSOCIATION. All Right Reserved.